日本理数センターでは、理数分野の普及を目的に、算数・数学の指導者育成のための数々のプロジェクトを用意し、あらゆるカテゴリーにも適した算数・数学指導のエキスパートを生み出しています。
幼い頃、そろばんや書道あるいは水泳やダンスなどの習い事に通われた経験を持つ方も多いと思います。それらの教室や施設は全国にまんべんなく点在し、そこには一定の基準を満たした資格や経験を持った指導者が存在しています。また、お子様を持つようになり、一緒に技量を伸ばしながら楽しみたいと思うご家族の方もいらっしゃると思います。
これらの習い事・ご家庭を通して『算数・数学』を学び、楽しむ場所を提供していくことはできないものかと思い立ちました。それらの学習をするには、わかりやすく算数・数学の指導を施してくれるインストラクターが必要となり、そのような人材を確保し、育成できないかと考えています。それらのインストラクターの皆様は算数教室やご家庭内はもちろん、学校でのクラブ活動やボランティア系事業のような組織で活躍していただくことを想定しています。
数学の前段である算数教育は近年大変注目されています、特にゴールデンエイジの子供たちに算数脳の発達を手助けすることは、数値感覚や論理構成の能力を構築することにとどまらず、図形・空間認知能力の向上や統計学・確率論など、生活に直結する判断能力を獲得することにつながると期待されています。算数の指導や教育に興味がある方々に算数指導者としての知識や技術を学習していただき、公益財団法人日本数学検定協会が認定する指導資格『算数インストラクター』を取得していただきたいと願っています。
この資格を取得するためには日本理数センターが主催する『算数インストラクター養成講座』の受講が必要となります。この講座では、算数指導のノウハウや注意点などを経験豊富な算数シニアインストラクターが中心となり、親身に指導いたします。ぜひこの養成講座を通して算数の普及がさらに進むことを期待するとともに、皆様の資格取得に向けて最大限の協力をしていきたいと思います。
この講座を通して、指導を志す皆様にとって、新しい可能性の発見や目標の設定へとつながっていくことを切に望んでいます。
※特に現在の小学校現場では、算数・理科・情報(プログラミング)などの理数系専科の学術取得者・指導経験者は約1割にも満たないというデータがあります。ぜひ算数インストラクターの取得を目指して算数の奥深さを学習していただきたいと考えています。
公益財団法人日本数学検定協会の公式認定「算数インストラクター」の資格を取得するには、認定団体・日本理数センターが主催する「算数インストラクター養成講座」を受講していただき、認定資格試験に合格することで取得することが出来ます。
算数インストラクター制度には、「算数インストラクター」「算数シニアインストラクター」「算数エグゼクティブインストラクター」の3つのランクがあります。